こんにちは。
作品のご紹介です。
銀瓶「横筋紋」でございます。
一見とてもシンプルに見えますが、違う角度から線をたたき出し模様を施しております。
とても馴染みの有る里芋の様な形と模様をしていると思いませんか?何とも言えない深みと温かみのある模様ですが、線を一つたたき出すのにも細かな作業が必要なのです。...
また蓋部分も非常に細かい細工がなされており、すべてにおいて手作りならではの風合いがございます。
また、職人は昔から伝承された道具を使い、それぞれの工程に違う道具を使用することで、様々な模様を生み出すことが出来るのです。道具一つとっても特徴がありますので、なかなか同じものを同じように作る事が出来ず、日本ならではの「職人芸」と言うものが垣間見えるのではないでしょうか。
もちろん作品に関しても同じです。同じデザインを用いたとしても、実際に作る工程で機械を使用しませんので、まったくと言って同じものが作る事はできません。
機械に一切頼らず、受け継いだ「技」だけで一つのものを納得がいくまで作り上げるというこだわりの作品を是非京都瑞鳳堂までご覧にいらしてください。
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